熊本より水没したiPhone5Sの復旧のご依頼を承りました。
修理のご依頼内容として最も多いのがガラス割れ修理ですが、水没はそれに次いで多いものとなっております。原因としてトイレやお風呂、洗濯機は定番ですが、ポケットの中で自分の汗により水没してしまうパターンも稀にあります。
今回のiPhone5Sは洗濯機に入れてしまったとのことですが、洗濯機水没は海水没に次いで復旧可能性は低いので早急に修理に出すことをおすすめしております。
作業内容としては、基盤の洗浄がメインとなります。
水没によりiPhoneの脳ともいえる基盤は瀕死状態にありますが洗浄により蘇生することとなります。水没から洗浄までの時間が短いほど復旧可能性は高くなります。
もっとも一度復活した基盤であっても組み上げた際には再び調子を見出すことが多々あるため、復活が確認できた段階で即座にデータを取り出します。
今回のお客様もデータの取り出しを重視されていたため何よりもまずはデータでした。
洗浄により基盤が息を吹き返したので即データを取り出しました。
無事に5,553枚の写真の取り出しに成功です。
残念ながらこの後基盤は使えなくなりましたが、お客様の満足のゆく結果となりました。
冒頭で早急に修理に出すことおすすめしていると申し上げましたが、放置時間が長いほど内部の腐食が進行してしまいます。
とは言っても、必ずしもすぐに修理に出せるわけではないと思いますので、以下に水没してしまった場合の応急処置をご紹介しておきます。
▼NG行為▼
①電源を切ったり入れたり
これは完全にご法度です。焦る気持ちはわかりますが、内部に水分が残っている状態でこれをやってしまうとショートの原因となり、ただでさえ瀕死状態のiPhoneに追い打ちをかけてしまうことになるので絶対やめましょう。
②ドライヤーで乾燥させる(乾燥剤で包む)
これらは、やってはいけない行為ではありませんが無意味な行為と言えます。なぜなら、表面上は乾燥できてもこれらの行為により内部は一切乾燥されないからです。むしろこのような行為によりひとまず乾燥できたと安心して修理に出すのが遅れてしまうと返って復旧の可能性は下がりますのでご注意ください!
▼オススメ行為▼
①素早く電源を切る
水没したら素早く電源を切りましょう。 パネルが操作出来ないときはホームボタンとスリープボタンを長押しで画面が消えるまでそのまま押し続けて下さい。 画面が消えたら素早く両方のボタンを放してください。
②水に浸しておく
水没させてしまったものを水に浸すなんて信じられないかもしれませんが、こうすることでそれ以上の腐食を防ぐと同時にショートの心配もありません。さらには不純物が内部に入り込むおそれもないのでおすすめです。
当社では、水没復旧に関しては成功報酬でさせて頂いております!
繰り返しになりますが水没復旧は時間との戦いです。状態にもよりますが、最短即日での対応が可能ですのでお気軽、お早めにご相談ください。
また、当社では全国無料宅配サービスを行っておりますので遠方にお住いの方もお気軽にお問い合わせください。