【iPhone水没データ復旧】事例付き完全対処ガイド

iPhoneが水没してしまった・・・特に新型コロナウィルスによって今までと生活様式が変わってしまって不慣れな生活を送る中、洗濯機にドボンと落としてしまったり、トイレに気付いたら水没していたり、お風呂で使っていたら完全防水のはずのiPhoneが水没してしまった!そんなトラブルが増えているようです。

このページではデータ復旧の専門家監修の元、水没してしまったiPhoneからのデータ復旧についてまとめていきます。これまで実際にデータ復旧に成功した事例も含めてご紹介いたしますので、最後までご覧いただければ幸いです。

水没したiPhoneに対して自分で処置をしない

iPhoneが水没した際に一番重要なのは自分で何か解決しようとしないことです。特に今現在ほとんどの方が使用しているiPhoneのバージョンは6s以降のモデルになっているかと思いますが、機能、性能が劇的に向上している半面、iPhone本体内部の構造はかなり複雑になっていて、個人で何とかできるものではありません。
データにそこまでの価値がないとすると自分で処置する方法をGoogleやYahooで検索してみても問題ないですが、DIYで何とか解決しようとしないことが何よりも重要です。

トイレに水没してしまっても大丈夫!データ復旧成功事例

うっかりしていてトイレにドボン、とiPhoneが落ちてしまうこともあります。トイレに落ちたからといっても落ち方はそれぞれですし、浸水した時間、iPhoneの筐体の歪みの有無などケースバイケースです。実際にiPhoneのデータ復旧に過去に成功した事例をご紹介します。

iPhone修理屋さんでの水没処置の限界

iPhoneが水没した場合のデータ復旧に関してですが、ほとんどのiPhone修理屋さんでは「iPhone水没修理」というサービスで提供しています。
私もiPhone4が普及していたときから水没修理を行っていたのでわかりますが、大まかな流れとしては以下の通りです。

①iPhoneを分解する
②iPhoneの基板に対して特殊な洗浄(大体の場合、超音波洗浄機での洗浄)
③iPhoneの基板を乾燥させる
④正常に動く筐体でのiPhoneの基板動作テスト
⑤iPhoneのパーツ交換(損傷している部分がある場合)

基本的にはほとんどのiPhone修理屋さんでできるのは洗浄とそれにともなう乾燥、そしてパーツの交換です。iPhone修理屋さんの提供しているサービスの価値は早くて、安くて、データをそのままにiPhoneを修理することができる、ということなので、そこに特化しているので、iPhone修理サービスを利用する分にはとても便利なのですが、大切なデータ復旧となるとiPhone修理屋さんに持ち込むことはベストな選択肢とは言えません。

もちろん、修理屋さんの中でも過去にメーカー系のエンジニアであったり、バックグラウンドやハードに対しての知見がある方にたまたま依頼することができればデータ復旧に成功するかもしれませんが、データ復旧に依頼を出した場合には1番最初にどこに依頼するかがとても重要です。

Point!データ復旧に依頼するのは最初が肝心

水没して壊れてしまっているiPhone、状態からしても想像が難しくないようにデータ復旧するのは簡単ではありません。急いでどこかに依頼しないと!と思いがちですし、早くデータ復旧を依頼することはとても重要なのですが、正しいデータ復旧技術を持ち合わせたサービスを選定することが何よりも重要です。
ファーストチャンスがとても大事です。データ復旧は一度壊れてしまったiPhoneを強制的に何とか動くように処置をし、そこからデータを救い出すということが必要なのですが、間違った取り扱いをしてしまうと取り返しがつかないのです。

Point!iPhoneのデータ復旧は例えるなら脳外科手術に近い

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、iPhoneのデータ復旧に関しては人間で言うところの脳外科手術に近いです。人間の足や手などそれらを損傷したり、失ってしまったらもちろん大変なことなのですが、義足、車いす、義手など完全ではないものの代替させるものが発明されています。しかしながら、脳みそに関しては一度損傷してしまったら修復することが難しいのです。iPhoneに関しては人間でいうところの脳みそが基板にあたります。

Point!すごい脳外科医を知っていますか?

この人間でいうところの脳みそ、iPhoneの基板に対して正しい手術ができる事業者を選定するというのがデータ復旧を成功に導くポイントなのです。ただ、どの脳外科医が良いのか知り合いに聞かれて、この人がおすすめだ!と自信を持って紹介することはできませんよね。ほとんどの場合当事者ないしは親族がそういったトラブルを急に抱えてからそれができるとしたら医師で脳外科を専門としている人、もしくは医療情報を最大規模で持っている事業者しかわかりません。そして、さらに言えば、人命に関わることなので、そういった医師や事業者もすごい脳外科医を紹介することはためらうことかと思います。

まとめ

iPhoneが水没してしまったら、基本的には何も自分で処置をしないことが一番です。もちろん、まだ電源が入っているから、今のうちにiCloudにバックアップを保存しておこう!と判断できる状況であれば良いのですが、iPhone本体の中に浸水してしまったら内部で何が起きてるかはわかりませんし、例えiPhone修理屋さんで分解できたとしてもどこまで水で濡れてしまって、ショートしてしまうかわからないのです。親切なiPhone修理屋さんに出会えれば、「基板修理が得意なところがある」と伝えてくれたり、自分のところではできないと言ってくれるのですが、基本的にはデータ復旧専門業者にまずは預けるのが、データ復旧を成功させる秘訣です。